楢山節考(1983 映画)は、深沢七郎の同名小説と「東北の神武たち」を原作に、今村昌平監督が映画化した作品です。
因習により山に捨てられる老婆とその息子の心の葛藤や、死を目前にした人間の生き方を描いています。
あき竹城、清川虹子、すず風にゃん子(高田順子)がヌード・おっぱいを披露!
そんな楢山節考(1983 映画)のあらすじや感想、キャストなどを紹介します。
楢山節考のあらすじ
今年七十歳を迎えるおりんは、信州の寒村で因習となっている楢山まいりを迎えようとしている。
しかしそんなおりんの家では、家族がそれぞれ問題を抱えていた。
鰥夫暮らしをしている長男の辰平は去年妻を事故で失い、母親思いゆえにとてもおりんを「楢山参り」に出すことはできないと言っている。
次男の利助は村人たちから「くされ」と呼ばれ蔑まれている。
村の掟で長男しか結婚が許されず女を知る機会もないため、近所の雌犬を獣姦しては欲求を満たしていた・・・。
楢山節考の感想
楢山節考(1983)を観て昇天するくらい衝撃を受けた!村社会体質、厳罰主義、同調圧力、事なかれ主義、一度決めたルールを盲目的に信奉する日本という国の全てが詰まってる。この映画が偉大なのは時代的な価値観を上手く表現してる事に尽きる。時代劇映画の多くは現代人の価値観で描かれている。
— ラーホルアクティ (@harakhti1999) 2016年6月15日
「楢山節考」(1983)あき竹城の素朴で生き生きとした若々しい演技と、坂本よりも二回りも年上の清川虹子が主演をしっかり立てたいい塩梅に力の抜けた演技をしているおかげで、坂本スミ子の老婆感がぐっと高まっていたように思った。雪の中を息荒く歩く緒形拳に既視感。…八甲田山!
— みやしたゆきこ (@fukubukuro) 2016年5月18日
今村昌平監督『楢山節考』(1983)観た。老人を山に捨てる、人の食糧を盗んだ者は殺す。辛くても生きていくためにやらなければならないことが描かれている。倫理観を重んじて少子高齢化社会となり破滅寸前となっている現代に観ることで、生きるという意味と過酷さを再認識した。とんでもない名作。
— トップオブウンコマン (@topofunkoman) 2012年3月9日
あき竹城、清川虹子、すず風にゃん子(高田順子)のヌード・おっぱいシーンも見所の1つです。
楢山節考のキャスト・スタッフ
辰平役 緒形拳
おりん役 坂本スミ子
玉やん役 あき竹城
松やん役 高田順子
利助役 左とん平
おかね役 清川虹子
仁作役 常田富士男
常役 小林稔侍
塩屋役 三木のり平
新屋敷の父爺役 ケーシー高峰
おえい役 倍賞美津子
勝造役 小沢昭一
監督 今村昌平
製作 友田二郎
原作 深沢七郎
脚本 今村昌平
音楽 池辺晋一郎